Project Gutenberg(プロジェクト・グーテンベルク)本の探す方法は分かりましたがとにかく数が多すぎて、何を読んだら良いか迷ってしまいます・・!
プロジェクト・グーテンベルクに限らず、海外の電子図書館は無料でたくさんの洋書が読める一方で、自分のレベルに合う本を探すのがむずかしいですよね。
英語で多読をする上で、自分の英語レベルに合った本を選ぶのはとても重要です。しかし、Project Gutenbergには英語レベルで選べる機能がありません。それではどうしたら良いのでしょうか?
そんな時は、青空文庫さんが開発したBungo Search(ブンゴウサーチ)を使うと良いですよ!
Bungo SearchはProject Gutenbergに収録されている本のうちの約3万5千冊の情報を検索する事ができます。
作品名や著者名、フリー検索のほか、「目安の読了時間」や「使われている単語数」からも、自分に合った本を探すことができる便利なサイトです。
本記事では、そんなBungo Search(ブンゴウサーチ)を使って、自分の英語レベルに合った本を探す方法をサクッとご紹介します。
✦ Project Gutenbergの書籍数が多すぎてどこから始めたら良いかわからない
✦ 自分のレベルに合った本を見つけたい
✦ 読み始める前に目安の読了時間を知っておきたい
Project Gutenbergって何?という方は、下記の記事を参考にしてください。
洋書6万冊が無料で読める!英語多読におすすめProject Gutenbergの使い方- 目次 -
【はじめに】自分の大体の語彙数を把握しよう!
Bungo Searchで本を探すには、使われている単語数を目安に探します。自分がどれくらいの語彙力を持っているか分からない方は、先に調べておきましょう。
オンライン英和辞典・和英辞典で有名なWeblioなら、語彙力診断テストが簡単に受けられます。登録なしで無料で受けられ、結果も数分で分かるので便利ですよ!
同時に英検・TOEICのスコアから語彙数の比較もまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
英検・TOEIC試験や目安レベルと語彙数の比較
英検 | TOEIC | 目安レベル | 目安語彙数 |
---|---|---|---|
5級 | 100点 ~ 259点 | 中学初級レベル | 約600語 |
4級 | 260点 ~ 290点 | 中学中級レベル | 約1,300語 |
3級 | 291点 ~ 440点 | 中学卒業レベル | 約2,100語 |
準2級 | 440点 ~ 550点 | 高校中級レベル | 約3,600語 |
2級 | 550点 ~ 740点 | 高校卒業レベル | 約5,100語 |
準1級 | 740点 ~ 870点 | 大学中級レベル | 約7,500語 |
1級 | 870点 ~ 990点 | 大学上級レベル | 約10,000~15,000語 |
各級の目安(英検公式ウェブサイト)https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
語彙数を増やそう(英ナビ) https://www.ei-navi.jp/news/2108/
※各試験スコアと語彙数の関係は正式には公表されていません。あくまで目安としての語彙数の指標になりますのでご了承ください。
Bungo Searchで自分に合った本を探す方法
それでは検索方法をご紹介していきます!
まずはBungo Searchアクセスしましょう。実は日本語サイトもあるのですが、Project Gutenbergに収録されている洋書のほとんどは、英語サイトにしか掲載されていません。日本語サイトで検索をしても表示されませんので気をつけてください。
本を探すときに参考にするのは主に3箇所
① 読了時間 – 目安の読了時間
② 使用単語数 – 目安の使用単語数とNGSLパーセンテージ
③ 筆者が生きていた時期 – あまりに古いものは現代語と難しすぎるので避けましょう
目安の読了時間を選びます。
読了時間が長くなるほど使用単語数も多くなります。はじめは短めの本から選ぶのがおすすめです。ここでは10分で絞り込みました。
残念ながら単語数でリストを絞る機能は今のところありませんが、読了時間とワード数は比例傾向にあるので、読了時間で絞れば十分です。
次に単語数とNGSLのパーセンテージを参考にしながら、読みたい本を選びます。
NGSLは日常でよく使われる基礎英語の単語集。約2,800語が含まれており、これだけで一般的に使われる単語の92%をカバーできると言われています。
ポイント
NGSLのパーセンテージが少なければ少ないほど難易度が高くなります。(その分NGSLリストに含まれない単語が多いため)
語彙力に自信のない人はNGSL%の高い本を選ぶのがおすすめです。
本を選択するとこの画面に移ります。あとはProject Gutenbergのボタンをクリックすると本のダウンロードページにリンクします。
ポイント
本によってはAmazonからも無料で入手可能な本や、Kindle Audibleで聞ける音声もあります。
Kindleを普段から活用していて、Amazonからダウンロードしたいという方はこちらもチェックしてみましょう!
あとはリンク先のサイトからファイルをダウンロードするだけです。
Project Gutenbergの場合
ファイルをダウンロードして自分の端末で読む方法は、下記リンク先で解説しています。
Amazonの場合
便利な単語リスト機能を活用しよう!
本の詳細ページでは、出てくるNGSL単語をCSVファイルでダウンロードできる機能があります。知らない単語は後からちゃんと覚えたいという方は、ぜひ活用してみてください。
ちなみにCSVファイルに含まれるのは、NGSL単語リストにない単語です。
また語彙力に自信のない方は、このCSVファイルに含まれる単語と一緒に、NGSLの基礎単語も勉強すると良いですよ!
まとめ
本記事では、青空文庫さんが開発したBungo Search(ブンゴウサーチ)を使ったこちらの2つをご紹介しました。
- Project GutenbergやAmazonで自分の英語レベルにあった無料本を探す方法
- 単語リストのダウンロード方法
英語で多読をする際に、自分のレベルに合った本を選べているかは必ず意識してほしいところ。
洋書って選ぶのが難しい・・と悩んでいた方は、ぜひここでご紹介したツールを活用してみてください!
洋書6万冊が無料で読める!英語多読におすすめProject Gutenbergの使い方